除湿機は、洗濯物の部屋干しや梅雨の湿気対策に役立つ家電だ。
ただ、一人暮らしでは洗濯物の量も比較的少なく、
エアコンやサーキュレーターがあれば十分ではないかと考える人も多いだろう。
実際、除湿機はすべての家庭に必要なものではない。
外干しができる環境や、洗濯乾燥機で衣類を乾かしている場合は、購入しても使う機会が少ない可能性がある。
私自身も、約7年間は除湿機を使わずに生活していた。
浴室乾燥機やサーキュレーターがあったため、わざわざ除湿機を購入する必要はないと思っていたが、
引っ越し後の部屋干し環境をきっかけに考えが変わった。
実際に導入してからは、洗濯物が乾くまでの時間が体感で半分程度になり、
以前気になっていた生乾き臭も感じなくなった。
ただし、これは使用環境での感想であり、誰でも同じ効果が得られるとは限らない。
この記事では、除湿機が必要な人と不要な人の違いを整理し、
浴室乾燥機やサーキュレーターとの比較、電気代、選び方まで解説する。
一人暮らしに除湿機は必要?いらない人との違い

一人暮らしで除湿機が必要かどうかは、部屋の広さよりも洗濯物の干し方や室内環境によって変わる。
例えば、毎日のように部屋干しをする人と、洗濯乾燥機を使っている人では、除湿機の必要性は大きく異なる。
また、同じ間取りでも日当たりや換気のしやすさによって、洗濯物の乾く時間に差が出ることがある。
まずは、生活環境ごとに除湿機の必要性を整理してみよう。
| 生活環境・悩み | 除湿機の必要性 |
|---|---|
| 洗濯物をほぼ毎回部屋干しする | 高い |
| 洗濯物が乾くまでに時間がかかる | 高い |
| 部屋干し後の生乾き臭が気になる | 高い |
| サンルームで干しても乾きにくい | 高い |
| 浴室乾燥機だけでは乾燥に不満がある | 検討する価値あり |
| 梅雨や夏に室内の湿度が高くなる | 検討する価値あり |
| エアコンの除湿機能で十分対応できる | 低い |
| 外干しで問題なく乾いている | 低い |
| 洗濯乾燥機で乾燥まで完結している | 低い |
| サーキュレーターだけで十分乾く | 低い |
特に除湿機の効果を実感しやすいのは、部屋干しの頻度が高く、洗濯物の乾きにくさやニオイに困っている場合だ。
一方、洗濯物が問題なく乾いているなら、家電を増やす必要はない。
除湿機には購入費用だけでなく、設置スペースや電気代、排水タンクのお手入れといった負担もあるためだ。
また、除湿機は洗濯物を乾かすためだけの製品ではない。
湿度の高い部屋や結露が発生しやすい場所では、室内の湿気対策として役立つ場合もある。
ただし、窓の結露やカビは断熱性能や換気不足なども関係する。
除湿機だけですべて解決できるわけではないため、まずは部屋の環境を把握することが大切だ。
約7年間使わなかった除湿機が必要になった理由
除湿機の必要性は、実際に生活環境が変わって初めて感じることもある。
私自身、約7年間は除湿機を使わずに生活しており、特に必要性を感じていなかった。
浴室乾燥機も使っていたため、洗濯物を乾かす家電を追加することにはあまり意味がないと思っていた。
しかし、以前から洗濯物に時折、生乾き臭のようなニオイが残ることがあった。
浴室乾燥機を使っていても発生していたため、洗濯物を乾かす環境をもう少し改善したいと考えるようになった。
サンルームでも生乾き臭が発生した
除湿機を購入するきっかけになったのは、引っ越し先にサンルームがあったことだ。
サンルームであれば洗濯物を干す場所として便利だと思っていたが、
実際に干してみると、生乾き臭がついてしまうことがあった。
日差しを取り込める場所でも、湿度や空気の流れによっては洗濯物が乾きにくくなる。
洗濯物が乾く際には、水分が衣類から空気中へ移動する。
室内の湿度が高くなると水分が蒸発しにくくなり、乾燥に時間がかかる原因になる。
生乾き臭にも、衣類に水分が残っている時間が関係する。
濡れた状態が長く続くと、衣類に残った汚れなどをもとに雑菌が増殖し、ニオイが発生しやすくなるためだ。
つまり、サンルームのように洗濯物を干す場所が確保されていても、それだけで十分とは限らない。
湿気を逃がす仕組みや空気の流れを整えることも重要になる。
サーキュレーターだけでは乾燥に時間がかかった
除湿機を購入する前は、サーキュレーターも使っていた。
サーキュレーターは洗濯物に風を当てられるため、自然乾燥よりも乾きやすくなることがある。
ただ、実際には乾燥に時間がかかり、部屋干しの問題を十分に解決できていなかった。
そこで導入したのが、アイリスオーヤマのコンプレッサー式衣類乾燥除湿機「IJC-M120-W」だ。
使い始めてからは、洗濯物が乾くまでの時間が体感で半分程度になり、以前気になっていた生乾き臭も全く気にならなくなった。
乾燥時間を計測したわけではないが、日常の洗濯で違いを感じられる程度には改善している。
もちろん、乾燥時間は洗濯物の量や室温、湿度などによって変わるため、
除湿機を導入すれば必ず半分になるわけではない。
また、ニオイの原因には洗濯槽の汚れや衣類に残った皮脂汚れなども関係する。
それでも、これまで除湿機を必要ないと思っていた立場からすると、部屋干し環境を改善する家電としての価値は想像以上に大きかった。
除湿機とエアコン・サーキュレーター・浴室乾燥機の違い

部屋干しを快適にする方法は、除湿機だけではない。
エアコンの除湿機能やサーキュレーター、浴室乾燥機などにも洗濯物の乾燥を助ける役割がある。
ただし、それぞれ仕組みが異なるため、部屋干しで抱えている問題によって適した方法も変わってくる。
| 家電 | 主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 除湿機 | 空気中の水分を取り除く | 部屋干しや湿気対策に使える |
| サーキュレーター | 空気を循環させる | 衣類に風を当てて乾燥を助ける |
| エアコン | 室温・湿度を調整する | 冷房と除湿を使い分けられる |
| 浴室乾燥機 | 浴室内で衣類を乾かす | 浴室を洗濯物の乾燥場所にできる |
| 洗濯乾燥機 | 洗濯から乾燥まで行う | 衣類を干す作業そのものを減らせる |
サーキュレーターは除湿機の代わりになる?
サーキュレーターは、洗濯物の表面に風を当て、周囲にたまった湿った空気を動かすための家電だ。
洗濯物の量が少なく、室内の湿度も高くなければ、サーキュレーターだけで十分な場合もある。
ただし、サーキュレーター自体に空気中の水分を取り除く機能はない。
密閉した部屋で大量の洗濯物を干すと、衣類から蒸発した水分が室内に残り、湿度が高くなることがある。
これに対して除湿機は、空気中の水分を回収して室内の湿度を下げる。
湿度が高くて洗濯物が乾きにくい場合は、風を当てるだけでなく、水分そのものを取り除く方が効果的なことがある。
サーキュレーターと除湿機は、どちらか一方しか使えないものではない。
洗濯物に風を当てながら室内を除湿することで、それぞれの特徴を活かした乾燥環境をつくれる。
浴室乾燥機があっても除湿機は必要?
浴室乾燥機がある場合、基本的には除湿機を追加する必要性は低い。
浴室乾燥機は、浴室内で洗濯物を乾かすことを目的とした設備だ。
十分に乾燥できており、ニオイや乾燥時間にも不満がなければ、無理に除湿機を増やす必要はないだろう。
一方、浴室乾燥機を使っていても、生乾き臭が発生したり、乾燥に時間がかかったりすることはある。
実際に、浴室乾燥機を使っていた頃も時折、生乾き臭のようなニオイが気になっていた。
特に入浴後は浴室自体に湿気が残っているため、衣類を干すタイミングや換気の状態にも注意が必要だと感じていた。
浴室乾燥機と除湿機を併用する方法も考えられるが、浴室内へ一般的な除湿機を置くことは避けたい。
実際に購入したIJC-M120-Wの取扱説明書でも、風呂場など水のかかる場所での使用は禁止されている。
除湿機を使う場合は、浴室の外にある脱衣所など、
水がかからず使用条件を満たす場所で湿気対策に活用する方法がある。
ただし、浴室の扉を閉めて乾燥運転している場合などは、
脱衣所の除湿機が浴室内の衣類乾燥を直接早めるとは限らない。
浴室乾燥機だけで十分に乾いているなら、そのまま使うのが合理的だろう。
エアコンの除湿機能があれば不要?
エアコンの除湿機能も、室内の湿度を下げる手段として有効だ。
エアコンは機種によって弱冷房除湿や再熱除湿などの方式があり、湿度を下げながら室温も調整できる。
ただし、除湿方式によっては室温が下がり、寒さを感じる場合もある。
一方、一般的な据え置き型除湿機は、室内に排熱するため運転中に室温が上昇することがある。
夏場に部屋を涼しくする目的なら、除湿機ではなくエアコンの方が適している。
すでにエアコンの除湿機能で十分対応できている場合は、追加購入を急ぐ必要はない。
ただし、部屋干し用として集中的に湿度を下げたい場合には、衣類乾燥除湿機を検討する価値がある。
除湿機を購入する前に確認したいポイント
除湿機の導入を検討する場合、除湿能力だけでなく、使用する季節や設置場所、電気代にも目を向けておきたい。
一人暮らしでは本体を置くスペースも限られるため、大きな製品を選べばよいというわけではない。
また、除湿機は運転中に水がたまるため、タンクの排水やフィルターの掃除なども必要になる。
使用する季節と除湿方式

除湿機には主にコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式がある。
空気中の水分を取り除く仕組みが異なり、それぞれ得意な季節や運転時の特徴が違う。
| 除湿方式 | 主な特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 空気を冷却して水分を回収する。低温では能力が下がりやすい | 梅雨・夏場の除湿 |
| デシカント式 | 乾燥剤とヒーターを利用する。低温時にも除湿しやすい | 冬場の部屋干し |
| ハイブリッド式 | 2つの方式を使い分ける | 年間を通した除湿 |
梅雨や夏場の湿気対策が中心ならコンプレッサー式、冬場の部屋干しにも使いたいならデシカント式やハイブリッド式が候補になる。
ただし、同じ方式でも製品ごとに除湿能力や消費電力が異なるため、方式だけで性能を判断することはできない。
詳しい違いは、別の記事で比較している。
除湿能力・本体サイズ・電気代
除湿機の能力は、一般的に1日あたり何Lの水分を取り除けるかで示される。
例えば、除湿能力が12L/日と表示されている場合、メーカーが定めた測定条件で24時間運転したときに、
12Lの水分を取り除けることを意味する。
実際の除湿量は室温や湿度によって変わるため、毎日その量の水がたまるわけではない。
一人暮らしで選ぶなら、除湿能力と本体サイズのバランスが重要だ。
少量の洗濯物を乾かすためなら、必ずしも大型のモデルが必要とは限らない。
また、電気代は製品の消費電力と運転時間、契約している電気料金によって決まる。
特に毎日部屋干しをする場合は、購入前に1回あたりの運転時間を想定し、消費電力を比較しておくとよい。
ただし、消費電力が小さくても乾燥に長時間かかれば、1回あたりの電気代が必ず安くなるとは限らない。
電気代と乾燥性能は、両方を確認することが大切だ。
価格だけでなく購入方法も確認する
衣類乾燥除湿機は、比較的手頃な価格帯から購入できる。現在も5万円以内で選べる製品があり、
一人暮らしでも検討しやすい家電の一つだ。
ただし、価格が安いという理由だけで選ぶと、除湿能力が不足したり、
タンク容量が小さく排水の手間が増えたりする可能性がある。
特に洗濯物の乾燥を主な目的とするなら、衣類乾燥機能や送風範囲も確認しておきたい。
また、除湿機はふるさと納税の返礼品として提供されている場合もある。
例えば、アイリスオーヤマのIJC-M120-Wは宮城県角田市や大河原町の返礼品として掲載されている。
通常の商品購入とは異なり、寄付額や税控除の上限、申込条件を確認する必要があるが、
ふるさと納税を利用する予定がある人なら選択肢になる。
返礼品の掲載状況や寄付額は変更されるため、申し込む際には自治体の最新情報を確認しておこう。
▼ふるさとチョイスで商品を見てみる
アイリスオーヤマの除湿器
部屋干しが多いなら除湿機を検討する価値がある
一人暮らしでも、洗濯物を室内に干す機会が多い人にとっては、除湿機が役立つ場面は少なくない。
特に、サーキュレーターを使っても乾燥に時間がかかる場合や、
浴室乾燥機を使っていても生乾き臭が残る場合には、湿度を下げることで改善できる可能性がある。
ただし、すでに洗濯乾燥機で乾燥まで完結している人や、外干しで不便を感じていない人には必要性が低い。
家電を増やすことで発生する置き場所や手入れの負担も考えると、困っていない人まで購入する必要はないだろう。
私自身、約7年間は除湿機の必要性を感じていなかったが、引っ越し後にサンルームで部屋干しをするようになり、考えが変わった。
実際にIJC-M120-Wを導入してからは、乾くまでの時間が体感で半分程度になり、
生乾き臭も気にならなくなっている。
除湿機の価値は、単に室内の湿度を下げることだけではない。
洗濯物が早く乾くようになり、部屋干しのストレスが減ることも、日常生活では大きなメリットになる。
▼部屋干し環境の改善を目的に購入したアイリスオーヤマの除湿機はこちら
まとめ|除湿機が必要かどうかは洗濯環境で決まる
一人暮らしに除湿機が必要かどうかは、部屋干しの頻度や室内の湿度、現在使用している家電によって変わる。
外干しや洗濯乾燥機で問題なく乾いているなら、除湿機を追加する必要性は低い。
一方、室内干しが多く、乾燥時間や生乾き臭に悩んでいる場合には、導入する価値がある。
特に、サーキュレーターは風を送る家電であり、除湿機は空気中の水分を取り除く家電という違いがある。
これまでサーキュレーターだけでは十分に乾かなかった場合は、
除湿機を加えることで乾燥環境が改善する可能性がある。
購入する際には、除湿能力だけでなく、使用する季節、電気代、置き場所、排水の手間も確認したい。
まずは現在の洗濯環境で何に困っているのかを整理し、
その問題を解決するために除湿機が必要かどうかを考えると、納得できる製品選びにつながるだろう。
