賃貸の初期費用は本当に下がる?2回引っ越して分かった現実

賃貸の初期費用は本当に下がるのかを実体験で解説するイメージ
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仕事終わりにスマホで物件を眺めていた時期がある。家賃の欄だけ見て「これなら払えそうだ」と思っていたのに、いざ見積もりを取ると、初期費用の合計が30万円台後半まで膨らんでいて驚いた記憶がある。

ネットで検索すると、「礼金は交渉できる」「仲介手数料は値切れる」「火災保険は断れる」といった情報はいくらでも見つかる。
都会で働く30代の一人暮らしなら、一度は見たことがある話ではないだろうか。自分も最初は、その通りにすれば初期費用をかなり下げられると思っていた。

ただ、実際に2回賃貸契約を経験してみると、思っていたより交渉できる項目は少なかった。今回は、休日にまとめて内見と見積もり取得を済ませた中で分かった「削れたもの」と「削れなかったもの」を、そのまま書いておきたい。

目次

まずは相見積もりを取ることから始めた

複数の不動産会社で賃貸の初期費用を比較しているイメージ

最初にやったのは、同じエリアの物件を複数の不動産会社に見積もり依頼することだった。

同じ物件でも、会社によって初期費用の内訳が微妙に違うことがある。
仕事終わりに問い合わせフォームを送り、返信が来た夜にまとめて比較する、という進め方をしていた。

この比較作業自体はやって良かったと思っている。ただ、並べてみると「そもそも動かせない項目が多い」ことにも気づかされた。

礼金・敷金は契約で決まっているケースがほとんどだった

ネットでは礼金を下げてもらえたという体験談もよく見かける。
ただ、自分が相談した店舗型の不動産会社では、礼金・敷金・クリーニング費・鍵交換費といった項目は、管理会社やオーナーとの契約であらかじめ決まっていることがほとんどだった。

「値下げできますか」と聞いても、「こちらでは変更できません」という回答が続いた。

物件によって差はあると思うが、少なくとも自分が見積もりを取った範囲では、その場の交渉でどうにかなる雰囲気ではなかった。

仲介手数料も、実はほとんど動かない

仲介手数料も同じだった。「半額になります」という広告を見かけることはあるが、大手チェーンの不動産会社では、会社の運用方針として、あらかじめ金額が決まっているケースが多い印象だった。

宅建業法では仲介手数料の上限は「家賃1か月分+消費税」と定められていて、借主の承諾があれば、その上限まで請求することができる。
そのため、値切ることを前提にするよりも、「この会社はどのくらいの仲介手数料なのか」を事前に確認しておく方が現実的だと感じた。

ホームページに仲介手数料を掲載している会社も多いので、契約前に確認しておくのがおすすめだ。

仲介手数料自体を抑えたいなら、店舗型よりネット完結型の不動産会社を検討した方が話は早いかもしれない。

火災保険だけは、条件次第で見直せた

一方で、実際に見直せたのが火災保険だった。

前回の引っ越しでは、不動産会社が案内する保険ではなく、自分で探した日新火災の火災保険に加入した。
必要な補償内容さえ満たしていれば自分で選んでも問題ないケースだったので、その分だけ初期費用を抑えられた。

ただ、今回はそうはいかなかった。契約した物件では火災保険が管理会社指定で、家賃に含まれる形になっていたため変更できなかった。

つまり火災保険は、「必ず見直せる」ものではなく、「管理会社が個人での加入を認めている場合だけ見直せる」というのが実際のところだ。

休日の内見のタイミングで、担当者に一言確認しておく価値はあると思う。

一番現実的だった交渉は、金額そのものではなくフリーレントだった

今回いろいろ動いてみて感じたのは、費用そのものを削るより、フリーレントを付けてもらえないか相談する方が現実的だということだった。

礼金や鍵交換費のように契約で決まっている項目は変わらなくても、入居開始時期やフリーレント期間については相談の余地があるケースがあった。

必ず通るわけではないが、仕事終わりの電話一本で聞ける話でもあるので、一度確認してみて損はないと思う。

まとめ:削れるものと削れないものを、先に仕分けておく

賃貸の初期費用で交渉できる項目とできない項目のイメージ

2回の賃貸契約を通して感じたのは、「ネットに書いてあるほど何でも値引きできるわけではない」ということだった。店舗型の不動産会社では契約内容があらかじめ決まっているケースが多く、大きく初期費用を下げるのは簡単ではない。

その中でも、実際にやってみる価値があると感じたのは次の3つだった。

  • 複数の不動産会社で相見積もりを取る
  • 火災保険を自分で選べるか確認する
  • フリーレントを相談してみる

そして一番大事なのは、まず相見積もりを取り、それでも動かない項目は無理に交渉しないことだと思う。

ネットでは「礼金は下がる」「仲介手数料は値切れる」といった情報をよく見かけるが、実際には契約内容として決まっているケースも多かった。一方で、火災保険やフリーレントのように条件次第で見直せる項目もある。

休日のリフレッシュのつもりで内見に行ったのに、初期費用の話でどっと疲れる、というのはよくある話だと思う。全部を値切ろうとするより、「動かせる項目だけ動かす」という前提で臨んだ方が、納得感を持って契約まで進められると感じている。

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この記事を書いた人

Field Note Lifeのアバター Field Note Life 東京で暮らす会社員

東京で会社員として働きながら、暮らしを少しラクにする工夫や、おうち時間、休日の気分転換について発信しています。

一人暮らしやリモートワークを続ける中で実際に試して良かったものや、日々の生活を少し快適にするための工夫を中心にまとめています。

また、将来的な地方移住や農業への挑戦を見据え、食や農業への関心を深める記録として「Field Note Farm」も運営しています。

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