キャットタワーを買おうと決めてから、実際に選ぶまでには思ったより時間がかかった。
高さの違い、素材の違い、透明なボウルが付いているもの、ハンモックや爪とぎ、おもちゃがたくさん付属しているもの。種類が多く、最初は「猫が楽しそうに見えるものを選べばいいだろう」くらいに考えていた。
でも実際に使い始めてから、購入前に重視していたポイントと、日々の暮らしの中で本当に効いてくるポイントは結構違うと気づいた。
特に印象に残ったのは次の5つ。
- 販売サイトによる価格差
- 高い場所の柵の有無
- 抜け毛を掃除しやすい素材かどうか
- 透明ボウルの有無
- 爪とぎやおもちゃの必要性
これから選ぶ人には、見た目や付属機能の多さだけで決める前に、この5つを一度確認してほしい。
価格は販売サイトごとに比較した方がいい
最初に見直したいのが価格。
最近はAmazonや楽天だけでなく、TikTok Shopなどでもキャットタワーをよく見かけるようになった。動画で猫が楽しそうに遊んでいる様子を見ると、その場で欲しくなることもある。
ただ、すぐに決める前にAmazonや楽天、その他の販売サイトも一通り確認した方がいいと思う。
サイズや機能がほぼ同じに見えても、販売サイトによって価格が違うことがあるからだ。
価格そのものだけでなく、送料やポイント還元を含めた最終的な支払額で比べたい。
キャットタワーは数千円程度のものから、大型・木製になるとかなり高額になるものまで幅がある。頻繁に買い替えるものでもないので、欲しいタイプを先に決めてから価格を比較するのがおすすめだ。
実際に購入したことがあるキャットタワー2つ
→Heyblyキャットタワー 超スリム 高さ125cm
→日本メーカー RAKU キャットタワー 木製 宇宙船付き 高さ約160cm
高い段に柵や縁があるか確認したい
実際に使ってみて、思っていた以上に重要だったのが、高い位置にあるスペースの柵や縁だった。
猫は高いところを好むので、キャットタワーの最上段でそのまま寝てしまうことも多い。
問題は寝ているとき。
気持ちよさそうに眠っていても寝返りを打つ瞬間があるので、高い位置にあるスペースが完全な平面だと、見ているこちらが少し不安になることがあった。
もちろん、柵がないからといって必ず落ちるわけではない。猫は高い場所での身体の使い方に慣れている。
それでも、特に最上段については
- 平らな板だけで構成されているか
- 周囲に縁や柵が付いているか
を確認してから選びたい。
子猫やシニア猫と暮らしている場合は、高さそのものや段差の大きさもあわせて見ておいた方がいい。
布か木か、掃除のしやすさで選ぶなら素材はかなり重要

買ってから一番「先に考えておけばよかった」と思ったのが素材だった。
キャットタワーには、布・ファブリックで全面を覆ったタイプと、木製の板を中心にしたタイプがある。写真だけを見ると、布張りの方が柔らかく暖かそうに見える。
ただ、抜け毛の多い猫と暮らしていると話が変わってくる。
うちの猫はダブルコートのせいか、使っているうちに布部分にかなりの毛が絡みついた。
床なら掃除機で済むが、キャットタワーは段差・柱・角・ベッド部分と形が複雑で、絡んだ毛を一つひとつ取るのが想像以上に手間だった。
平日は仕事終わりに掃除まで手が回らないことも多く、一人暮らしで家事にかけられる時間が限られている身としては、ここは購入前にもっと考えておくべきポイントだったと感じている。
次に選ぶとしたら、拭き掃除がしやすい木製タイプをかなり優先すると思う。
布製が悪いというわけではなく、柔らかさや冬場の暖かさというメリットもある。
ただ、「抜け毛が多い猫」と「掃除の手間を減らしたい飼い主」
という組み合わせであれば、木や樹脂など毛が絡みにくく、拭き取りやすい素材の方が相性はいい。
毎日使うものだからこそ、猫が使いやすいかだけでなく、自分が無理なく管理を続けられるかという視点も選ぶ基準に入れていいと思う。
透明ボウルは必要か
キャットタワーによく付いている、宇宙船のような丸いボウル。
選ぶなら、個人的には透明タイプが好きだ。
理由は単純で、下から猫の様子が見えるから。
透明ボウルの中で丸くなっている猫を見ると、普段はなかなか見られないお腹や肉球を下から眺められる。
機能性というより完全に飼い主側の楽しみだが、キャットタワーを買ってよかったと思えるポイントの一つだった。
素材の面でも、布製のベッドと違ってプラスチック系のボウルは毛が絡みにくく、掃除がしやすい。
ただし、すべての猫が透明ボウルを気に入るとは限らない。警戒して入らない猫もいるので、「置けば必ず使う」とは考えない方がいい。
爪とぎやおもちゃは、そこまで重視しなくてよかった
逆に、購入前ほど重視しなくてよかったのが、キャットタワーに付属している細かい機能だった。
ポール部分の爪とぎ、ぶら下がっているボール、ネズミ型のおもちゃなど。
商品ページを見ていると、付属機能が多い方がお得に見える。ただ、うちの猫の場合、実際にはあまり使わなかった。
爪とぎはキャットタワーのポールではなく、普段から使っている段ボール製の専用爪とぎですることがほとんど。
※爪とぎは個別に購入している(おすすめはコチラ)
ぶら下がっているおもちゃも最初は興味を示したものの、実際に遊んだのは1〜2回程度だった。
これはかなり猫の性格による部分だと思う。
「爪とぎがたくさん付いているからこれにしよう」「おもちゃが3個付いているからお得」という基準だけで選ぶ必要はない。
それよりも、高さ・安定性・寝る場所・素材といった、毎日の暮らしに直接影響する部分を優先した方がいい。
実際に買ったあとなら、この順番で選ぶ
もう一度キャットタワーを選び直すとしたら、優先順位はこうなる。
| 優先度 | 確認すること | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 安定性・サイズ | 毎日使う土台になる部分 |
| 高 | 素材 | 抜け毛掃除の手間が大きく変わる |
| 高 | 高い段の柵・縁 | 寝る場所として使われることが多い |
| 中 | 価格 | ECサイト間で差が出ることがある |
| 中 | 透明ボウル | 掃除しやすく、下から見る楽しみもある |
| 低 | 爪とぎ | 猫によって使わないこともある |
| 低 | 付属おもちゃ | 最初だけしか遊ばない可能性もある |
特に「掃除のしやすさ」は、商品写真を見ているだけでは見落としやすい部分だ。
キャットタワーは一度置くと、毎日猫が登って、寝て、毛が付く。
長く使うことを考えると、猫にとって快適かどうかだけでなく、飼い主が管理しやすいものを選ぶこともかなり重要だと思う。
まとめ
キャットタワーは種類が多いけれど、実際に買ってみて特に確認した方がいいと思ったのは、素材・安定性・高い場所の柵や縁だった。
特に抜け毛が多い猫の場合、布張りのキャットタワーは掃除が想像以上に大変になることがある。
掃除の負担を減らしたいなら、木製など毛が絡みにくい素材を候補に入れてみてほしい。
一方で、爪とぎや付属のおもちゃは猫によって使う・使わないの差が大きいので、自分なら優先順位を下げる。
そして透明ボウルは必須ではないが、下から見える肉球とお腹は、仕事終わりに疲れて帰ってきたときの小さな癒やしになる。

