一人暮らしを始めるとき、ベッドやテーブルほど必須ではないものの、意外と迷うのがラグだ。
自分は一人暮らしを10年以上していて、そのうち約7年はラグを使っていた。
一方、最近3年ほどはラグを敷かずに生活している。
両方を長く経験して思うのは、
一人暮らしにラグは必須ではないが、床で過ごす時間が長い人にはかなり便利ということだ。
ラグがあれば床に座ったり寝転んだりしやすく、部屋にも温かみが出る。
ただ、掃除のしやすさでは何も敷かないフローリングの方が圧倒的に楽だった。
どちらが正解というより、自分が部屋でどう過ごしたいかで決めるのがいいと思う。
結論|床に座るならラグあり、掃除を楽にしたいならなし
自分なら、ラグが必要かどうかは主にこの2つで決める。
・床に座ったり寝転んだりしたいならラグあり。
・掃除のしやすさを優先するならラグなし。
実際、自分も約7年間ラグを使っていたので、ラグがある快適さはよく分かる。
フローリングへ直接座るのと、ラグの上へ座るのでは、単純な硬さだけでなく気持ちの面でも違う。
何もない床にそのまま座るのは少し抵抗があるが、ラグがあるだけで「ここなら座っていい」という感覚になる。
一方で最近3年はラグなしで生活しているが、なくても特に困ってはいない。
掃除を考えると、むしろ今はこちらの方が楽だと感じている。
SUUMOでも、一人暮らしでラグを敷くかどうかについて、敷かない場合は床掃除がしやすく、
敷く場合は座ったときのクッション性や床の冷たさを和らげやすいという違いを挙げている。
ラグを敷いてよかったこと
床に座りやすくなる
ラグを使っていて一番よかったのは、床に座りやすくなることだった。
フローリングにそのまま座ると、硬さだけでなく「床に直接座っている」という感覚がある。
ラグが1枚あるだけで、その心理的な抵抗がかなり減る。
ローテーブルを使ったり、ソファにもたれて床へ座ったりすることが多い人なら、この違いは大きいと思う。
SUUMOでも、ラグがあれば床へ直接座ったり寝転んだりして過ごしやすくなる点が紹介されている。
そのまま寝転べる
ラグがあると、床でごろごろできる。
一人暮らしだと、必ずしもソファを置くとは限らない。
そんなときでも、厚みのあるラグがあれば床がそのままくつろぐ場所になる。
自分もラグを使っていたころは、座るだけでなく、そのまま横になることもあった。
床で過ごす時間が長い人ほど、ラグの恩恵は大きい。
冬の床の冷たさが少しマシになる
冬場のフローリングは冷たい。
ラグを敷いたから部屋そのものが暖かくなるわけではないが、
足や体が直接冷たい床に触れなくなるだけでも感覚はかなり違う。
特に床へ座る生活なら、冬場はラグがあった方が快適だった。
ラグやカーペットは床との間に層を作るため、
フローリングへ直接触れるより冷たさを感じにくくなるとSUUMOも説明している。
部屋がおしゃれに見えやすい
ラグには実用面だけでなく、インテリアとしてのメリットもある。
家具だけ置いた部屋より、床にラグが1枚ある方が色が増える。
家具やカーテンの色と合わせれば統一感も出しやすく、部屋全体に少し温かい印象が出る。
一人暮らしのワンルームや1Kは家具が少ないと殺風景になりやすいので、ラグ1枚でも見た目は結構変わる。
アットホームでも、ラグは色やデザインによって部屋の雰囲気を変えたり、
空間を区切るアクセントとして使えるとしている。
ペットがいると滑りにくくなる
ペットと暮らしていると、フローリングでは走ったときに足が滑ることがある。
ラグを敷いていた時期は、何もない床より足を取られにくそうだった。
部屋全面を覆う必要はないが、ペットがよく走る場所やくつろぐ場所だけ敷く使い方もありだと思う。
ただし、ペットがいるとラグには別の問題も出てくる。それが抜け毛だ。
ラグを使っていて困ったこと

とにかく掃除が面倒になる
ラグをやめて一番楽になったのは掃除だ。
フローリングだけなら、掃除機やフロアワイパーでそのまま掃除できる。
ラグがあると、フローリング部分とラグ部分で掃除の仕方が変わる。
さらにラグの下も掃除しようと思えば、一度めくる必要がある。
ソファやテーブルの下までラグを敷いていると、これがかなり面倒になる。
アットホームでも、ラグは汚れやほこりがたまりやすく、
フローリングのみの場合と比べて掃除の手間が増える点をデメリットとして挙げている。
丸洗いできても家の洗濯機で洗えるとは限らない
ラグを買うなら「洗える」と書いてある商品を選びたくなる。
自分も衛生面を考えると、丸洗いできるものの方がいいと思う。
ただ、ここで注意したいのがサイズだ。
商品として洗濯可能でも、大きなラグになると自宅の洗濯機に入らないことがある。
結局、コインランドリーへ持っていくか、大きなものなら別の方法で洗う必要が出てくる。
「丸洗い可能」と書いてあるだけで安心せず、自宅の洗濯機容量で洗えるサイズなのかまで確認した方がいい。
ゴミが見えにくいのが逆に気になる
フローリングなら、髪の毛やほこりが落ちていれば比較的すぐ分かる。
ラグの場合は、毛の中に入り込んで見えにくいことがある。
見た目ではきれいでも、本当にきれいなのか分かりにくい。
自分はそこが衛生面で少し気になった。
特に長く使うと、ほこりや汚れだけでなくダニなども気になってくるので、
定期的に掃除や洗濯をする前提で使った方がいいと思う。
ペットの抜け毛が付きやすい
ペットがいる家庭では、滑りにくくなる一方で、抜け毛問題がある。
自分の場合もラグに毛が付きやすかった。
フローリングなら毛が落ちていても掃除機で比較的吸いやすいが、ラグでは繊維に絡む。
掃除機をかけても一度で全部取れないこともあった。
ペットとの暮らしだけを見ると、
・滑り対策ではラグが便利
・掃除ではフローリングが楽
という両面がある。
白いラグは髪の毛がかなり目立った
自分は白系のラグも使ったことがあるが、髪の毛がかなり目立った。
明るくて部屋も広く見えやすいし、インテリアとしてはきれいだった。
ただ、黒や茶色の髪の毛が落ちるとすぐ分かる。
しかもラグの毛に絡むと、掃除機をかけても取り切れないことがある。
見た目を優先して白を選ぶのもありだが、自分が次に買うなら白以外にする。
グレーやベージュなど、多少のごみや毛が目立ちにくい色の方が普段使いは楽だと思う。
ラグの端がめくれることもある
長く使っていると、ラグの端が少し浮いたり、歩いたときにずれたりすることがあった。
ちょっとしたことだが、毎日通る場所だと意外と気になる。
足を引っかけることもあるので、買うなら滑り止め付きのものを選びたい。
SUUMOも、ラグのずれやめくれを抑えるため、
裏面に滑り止めがあるものや滑り止めシートを使う方法を紹介している。
ソファの下に敷くと模様替えが面倒だった
ラグをきれいに見せようと思うと、ソファやテーブルの下まで入れたくなる。
見た目としてはまとまりやすい。
ただ、模様替えをするときは面倒だった。
ラグを動かしたいだけなのに、先にソファやテーブルをどかさなければならない。
掃除のためにめくる場合も同じだ。
一人暮らしは引っ越しや家具の配置変更も比較的多いので、家具の下まで大きく敷くかは考えた方がいい。
長期間使うと素材が劣化することもあった
長く使ったラグでは、裏側などから砂のような細かいものが落ちてくることもあった。
最初はどこから出ているのか分からなかったが、ラグ自体が劣化していた。
もちろんすべてのラグで起こるわけではない。
ただ、ラグもずっと使える家具ではなく、素材によっては長期間使ううちに傷んでくる。
表面がきれいでも、裏面や床側はたまに確認した方がいいと思う。
最近3年はラグなしで生活している
自分は約7年ラグを使ったあと、最近3年ほどはラグを敷いていない。
最初は少し殺風景に感じたが、慣れると特に困らなかった。
そして一番大きかったのは、掃除のしやすさ。
掃除機をそのままかけられるし、床に髪の毛やごみが落ちていればすぐ分かる。
ラグをめくったり、毛に絡んだ髪の毛を取ったりする必要もない。
「ラグがないと生活できない」というものでは全くなかった。
むしろ、床に座らずソファや椅子中心で生活するなら、なくてもいいと思う。
一人暮らしでラグが必要な人

ラグが向いているのは、床を生活スペースとして使う人だ。
・ローテーブルを使う。
・床に座る。
・テレビを見ながら寝転ぶ。
・冬場のフローリングの冷たさが気になる。
こういう人ならラグを敷くメリットを感じやすい。
部屋の見た目を少し変えたい人にも向いている。
大きな家具を買わなくても、ラグの色を変えるだけで部屋の印象はかなり変わる。
一人暮らしでラグがいらない人
反対に、床にほとんど座らないならラグはなくてもいい。
ソファやデスクチェアを中心に生活していて、床は歩くだけなら、ラグを敷くメリットはかなり減る。
特に、
掃除をできるだけ楽にしたい
髪の毛やごみが見えないのが嫌
ペットの抜け毛を簡単に掃除したい
頻繁に模様替えする
という人なら、フローリングのままの方が使いやすいと思う。
自分も現在はこちらだ。
買うなら大きめのラグを選びたい
もし自分がもう一度ラグを買うなら、小さすぎるものは選ばない。
ある程度大きめのサイズにする。
理由の一つは、引っ越しだ。
部屋が変わるたびに小さなラグを買い直すより、ある程度余裕のあるサイズを持っていた方が使い回しやすい。
ただし、大きければ大きいほどいいわけではない。
大きすぎると掃除が大変になり、自宅の洗濯機にも入らなくなる。
そのため、
今の部屋で少し余裕があるサイズ
かつ
洗濯方法に困らないサイズ
の両方を見る。
アットホームでも、ラグのサイズは部屋そのものの広さだけではなく、
置く場所や生活スタイルに合わせて決めることを勧めている。
丸洗いできるものを選ぶ
次に重要なのが洗えること。
長期間使うと、汗、ほこり、食べこぼし、ペットの毛などが付く。
表面を掃除機で吸うだけでは気になることもある。
自分なら次に買う場合も、丸洗いできる商品から選ぶ。
ただし先ほど書いた通り、「洗濯可能=自宅の洗濯機で洗える」ではない。
商品サイズと洗濯表示に加えて、自宅の洗濯機容量まで確認したい。
薄すぎるラグは選ばない
床に座る目的なら、薄すぎるラグはおすすめしにくい。
実際に薄いものを使うと、ラグが敷いてあっても座ったときに床の硬さをかなり感じる。
せっかく敷くなら、自分はある程度厚みと弾力があるものを選ぶ。
特にローテーブル中心の生活や、ラグの上で寝転びたい人は、デザインより厚みを優先してもいいと思う。
SUUMOでも、ラグを敷くメリットとして床の硬さを和らげるクッション性を挙げている。
毛足は短めの方が掃除しやすい
自分がもう一度買うなら、毛足が長すぎるものも避ける。
ふわふわしたラグは見た目も触り心地もいい。
ただ、髪の毛やペットの毛が絡みやすくなる。
掃除のしやすさまで考えるなら、短めの毛足か、表面が比較的フラットなものの方が使いやすい。
特にペットがいるなら、見た目だけでなく日々の掃除まで考えて選びたい。
白以外を選ぶ
色は完全に好みだが、自分なら白は避ける。
白は部屋が明るく見えやすい一方、髪の毛や濃い色のごみがかなり目立った。
自分ならグレー、ベージュなど、家具や床になじみながら汚れが極端に目立たない色を選ぶ。
ラグは面積が大きいので、色によって部屋の印象もかなり変わる。
家具やカーテンと系統をそろえれば、部屋全体の統一感も出しやすい。
滑り止め付きにする
ラグのずれやめくれが気になった経験もあるので、滑り止めも欲しい。
特に薄いラグは動きやすい。
別売りの滑り止めを下へ敷くこともできるが、最初から裏面に滑り止めが付いている方が楽だと思う。
ペットが走る家庭でも、ラグ自体が動きにくい方が使いやすい。
自分が次に買うならこんなラグ

自分の経験を踏まえると、次に買うなら条件はかなり明確だ。
- 少し大きめで引っ越し後も使いやすい
- 丸洗い可能
- 自宅の洗濯機または現実的な方法で洗える
- ある程度厚みと弾力がある
- 毛足が短め
- 白以外
- 滑り止め付き
特に優先するのは、洗いやすさと厚み。
ラグは見た目で選びたくなるが、7年ほど使ってみると、結局気になるのは掃除と座り心地だった。
ラグは一人暮らしを始めるときに急いで買わなくてもいい
これから一人暮らしを始めるなら、ラグは最初に全部そろえる家具ではないと思う。
ベッドやカーテン、照明などとは違い、なくても生活はできる。
まずラグなしで生活して、
・床に座りたい
・床が冷たい
・部屋が殺風景
・寝転べる場所が欲しい
と感じてから買っても遅くない。
逆に最初から買って、実際にはほとんど床へ座らなかった場合、掃除する物を一つ増やすだけになってしまう。
一人暮らしでは「必要そうだから買う」より、「生活して不便だったから買う」くらいでもいいと思う。
まとめ|ラグは必須ではない。床で過ごすなら便利
一人暮らしにラグが必要かどうかは、人による。
自分は一人暮らしを10年以上していて、そのうち約7年はラグあり、最近3年はラグなしで生活している。
ラグがあったときは、床に座りやすく、寝転べて、冬の床の冷たさも軽減できた。
部屋に色が加わって、インテリアとしても温かい印象になる。
一方で、掃除は明らかに面倒だった。
髪の毛やペットの毛が絡み、ラグの下も掃除しなければならない。
丸洗い可能でもサイズによっては自宅の洗濯機で洗えず、家具の下に敷くと模様替えもしにくい。
最近3年ラグなしで生活してみて、なくても特に困らないことも分かった。
だから今なら、
床に座る・寝転ぶことが多い → ラグあり
ソファや椅子中心・掃除を楽にしたい → ラグなし
で決める。
もしもう一度買うなら、見た目だけではなく、
丸洗い可能・厚手・毛足短め・白以外・滑り止め付きという条件から選ぶ。
ラグは一人暮らしの必需品ではない。
ただ、自分の過ごし方に合えば、部屋をかなり快適にしてくれる家具だと思う。
