在宅勤務を始めた頃、最初に悩んだのが外部モニターだった。
「仕事なら大きいモニターを買うべき」「27インチがおすすめ」という記事をよく見かけたが、実際に何年か使ってみて感じたのは、ゲームや動画編集をしないなら、モバイルモニターでも仕事は十分回るということだった。
今では在宅勤務だけでなく、出張や帰省の荷物にも入れるくらい手放せなくなっている。
今回は5年近く在宅勤務をしてきた中で、仕事用にモバイルモニターを使って感じたメリット・デメリットや、据え置き型モニターとの違いを実体験ベースでまとめたい。
結論|リモートワークの仕事用ならモバイルモニターで十分だった
Excel、ブラウザ、メール、Zoom、資料作成が中心の仕事なら、モバイルモニターでも特に困らなかった。
自分が使っていて便利だと感じたのは、画質そのものよりも次の部分だ。
- ノートPCと2画面で作業できる
- USB Type-C一本で接続できる
- デスク上の配線を減らせる
- 出張や帰省先にも持っていける
- 1万円前後でも選択肢が多い
一方で、動画編集や写真編集、大きな画面に複数のウィンドウを並べたい仕事では、24〜27インチ程度の据え置きモニターの方が使いやすいと思う。
| 用途 | モバイルモニター | 据え置き型モニター |
|---|---|---|
| Excel・ブラウザ・メール | ○ | ○ |
| Zoom・資料作成 | ○ | ○ |
| 出張・リモートワーク | ◎ | △ |
| 複数画面を大きく表示 | △ | ◎ |
| 動画・写真編集 | △ | ◎ |
| デスクをすっきり使う | ◎ | △ |
| 持ち運び | ◎ | × |
「大きいモニターの方が高性能だから仕事にも向いている」と単純に考えていたが、実際には仕事内容と使う場所によって便利なモニターは変わると感じた。
最初は据え置き型モニターを使っていた

最初はメルカリで5,000円ほどの中古液晶モニターを買った。
中古だったことも影響していると思うが、縮尺がおかしい、文字が見づらい、画質もいまひとつで、正直かなりストレスだった。
さらに面倒だったのが配線だった。
モニターの電源ケーブル、HDMIケーブル、ノートPCの充電器。机の上がコードだらけになり、仕事終わりに机を見るだけで少し気持ちが下がるような状態だった。
もちろん新品の据え置き型モニターなら性能の高い製品も多い。ただ、自分が重視していたのは「仕事を快適にすること」だったので、別の選択肢を探すことにした。
モバイルモニターにして一番良かったのは配線
今使っているモバイルモニターは8,000〜9,000円ほどだった。
USB Type-Cケーブル一本で映像も電源もPCから送れるので、コンセントすら使わない。
机の上がかなりスッキリした。
※USB Type-C(DisplayPort Alt Mode)に対応したPCであれば、ケーブル1本で接続できる。
毎日座る場所だからこそ、この差は想像していた以上に大きかった。仕事終わりに机を片付ける手間が減ったのも地味に助かっている。
実際に8,000円程度で購入してよかったモニターはこちら
→Yodoit モバイルモニター15.6インチ 軽量 Type-C/mini HDMI カバー付属スピーカー内蔵
15.6インチのモバイルモニターは仕事には小さい?
モバイルモニターを選ぶときに気になりやすいのが画面サイズだと思う。
自分が使っているのは15.6インチクラスだが、ノートPCのサブ画面として使うなら小さいとは感じていない。
例えば、
- メイン画面でExcelを開く
- サブ画面でブラウザを見る
- Zoomを表示しながら資料を確認する
- メールを別画面に出しておく
といった使い方なら十分だった。
ノートPC一画面だけだと、Excelとブラウザを何度も切り替えることになる。
そこに15.6インチ程度の画面が一枚増えるだけでも、仕事はかなりしやすくなる。
一方で、モバイルモニター一枚だけをメインディスプレイとして使ったり、Excelや資料を横に何枚も並べたりしたいなら、24〜27インチ程度の据え置き型の方が快適だと思う。
モバイルモニターは「大きなモニターの代用品」というより、ノートPCにもう一画面追加するためのモニターとして考えると使いやすい。
モバイルモニターの画質は仕事用なら十分だった
昔はモバイルモニターというと画質が微妙なイメージがあったが、
最近は1万円以下でも十分きれいな製品が増えている。
自分の仕事では、
- Excel
- ブラウザ
- Zoom
- 資料作成
- メール
あたりが中心なので、画質に不満を感じることはほとんどない。
一方で、色の鮮やかさや発色の深みは、性能の高い据え置き型モニターの方が優れている。
FPSゲームや動画編集、写真編集、高画質な映画鑑賞を楽しみたい人には、リフレッシュレートや色再現性に優れた据え置き型モニターの方が向いていると思う。
仕事用と割り切れるかどうかが、モバイルモニターを選ぶ一つの基準になりそうだ。
リモートワークでは持ち運べるモニターが意外と便利
モバイルモニターを使っていて、想像以上に便利だったのが持ち運べることだった。
出張、実家への帰省、旅行先のホテル。
ノートPC一台だけだと画面が狭く感じる場面でも、モバイルモニターならカバンに入れて持っていける。
実際、帰省したときにも何度か持っていったが、
「もう一画面あるだけでこんなに仕事しやすいのか」と感じた。
自宅以外でも普段に近い仕事環境を作れるのは、据え置き型モニターにはない大きなメリットだと思う。
一方で、モニター本体だけでなくスタンドなども持ち運ぶと多少かさばる。
荷物を極力減らしたい短期出張では、持っていくか毎回少し迷う。
モバイルモニターのデメリットもある
5年近く使っていて便利だと感じているが、もちろんモバイルモニターがすべての人に向いているわけではない。
特に気になるのは次の3点だ。
大画面ほど一度に情報を表示できない
15.6インチ程度だと、27インチのように複数のウィンドウを大きく横並びにはしにくい。
仕事で常に3〜4個の資料を同時に表示したい人には、少し窮屈だと思う。
PCによってはType-C一本で接続できない
USB Type-C端子があっても、すべてのPCが映像出力に対応しているわけではない。
購入前にDisplayPort Alt Modeへの対応を確認しておいた方がいい。
スタンドの安定感は製品によって違う
モバイルモニターは軽い分、付属スタンドやカバーの使いやすさで印象が変わる。
毎日デスクで使うなら、モニター本体のスペックだけでなく、立てやすさも確認しておきたい。
仕事用にモバイルモニターがおすすめな人・向かない人

実際に使ってみて、モバイルモニターは次のような人にはかなり向いていると思う。
モバイルモニターがおすすめな人
- 在宅勤務やリモートワークが中心
- ノートPC一台では画面が足りない
- Excelやブラウザ、資料作成が中心
- ゲームをほとんどしない
- デスク上の配線を減らしたい
- 出張や帰省先でも仕事をする
- できるだけ省スペースにしたい
逆に、
- 動画編集や写真編集をする
- 大きな画面で複数資料を並べたい
- 高リフレッシュレートでゲームをしたい
- モニターを持ち運ぶ予定がまったくない
という人なら、性能重視で据え置き型モニターを選んだ方が満足度は高いと思う。
モニター選びは「性能が高い方が正解」ではなく、自分の仕事や生活に合うかどうかで考える方が選びやすかった。
据え置きモニターとモバイルモニター、結局どっちがいい?
自宅の決まったデスクでしか仕事をせず、大きな画面を使いたいなら据え置き型。
一方で、省スペースや持ち運び、配線の少なさを重視するならモバイルモニター。
自分の場合は、
- 仕事はExcel・ブラウザ・Zoom中心
- ゲームはほとんどしない
- デスクをすっきりさせたい
- 帰省先でも仕事をする
という条件だったので、モバイルモニターの方が合っていた。
画質の細かい違いよりも、仕事終わりに机が片付いていることや、場所が変わっても同じように仕事ができることの方が、日々の満足度につながっている。
まとめ
| 比較項目 | 据え置き型モニター | モバイルモニター |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 大きい | 13〜16インチ程度が中心 |
| 画質・色再現性 | 高性能モデルが多い | 仕事用途なら十分 |
| 配線 | 複数本必要な場合が多い | Type-C一本で完結可能※ |
| 持ち運び | 基本不可 | 出張・帰省先でも使える |
| 省スペース | △ | ◎ |
| 価格 | 幅広い | 1万円前後から選びやすい |
| Excel・資料作成 | ◎ | ○ |
| 動画・写真編集 | ◎ | △ |
※PCがUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode)に対応している場合。
5年近く在宅勤務をしてきたが、仕事だけなら高価で大きなモニターが必ずしも必要とは感じなかった。
自分が重視していたのは、画質・配線の少なさ・持ち運びやすさ・価格の4つ。
その条件で考えると、モバイルモニターが一番バランスの良い選択だった。
特に、ノートPC一画面では狭いけれど、大きな据え置きモニターまでは必要ないという人には、15.6インチ前後のモバイルモニターはかなり使いやすいと思う。
在宅勤務の環境を少し見直したい人は、一度モバイルモニターという選択肢も検討してみてほしい。

