平日の仕事で疲れた夜や、朝起きた直後。
何かを頑張る気力までは残っていないけど、SNSや情報量の多い動画を見るのもしんどい日がある。
最近は、地方暮らし系のYouTubeを流している時間がちょうどよかった。
TikTokで流れてきた料理動画がきっかけだったけど、気づけば寝る前や朝の準備中に、そのまま流していることが増えていた。
「何かを得るため」ではなく、ただ流しておける動画
最近よく見ているのは、東出昌大さんが山暮らしや狩猟を映しているYouTubeチャンネル。
よくある「5分で分かる〜」のような知識系コンテンツほど、情報量は多くない。
火を起こして、料理を作って、畑を触って、食べて、片付ける。そういう時間が、
編集で無理に切り取られることなく、そのまま流れていく。
テンポよく「見せる」というより、生活そのものを映している感覚に近かった。
明日の仕事や人間関係のことを考え続けている平日には、こういう何も起きない動画くらいがちょうどよかった。
豪快な料理と、火を起こしている時間に落ち着く
特に印象に残っているのは、豪快に料理を作っている場面だった。
ジビエ料理や畑でとれたばかりの野菜をつかった料理など、普段の生活ではあまり見ない料理も多い。ただ、「珍しい料理だから面白い」というより、火を起こして、鍋をかき回して、外で無言で食べる
そういう流れを見ている時間そのものが落ち着いた。
パチパチと燃える音や、包丁の音をぼーっと聞いていると、少し呼吸が戻る感じがあった。
「うまくいかなかった時間」がそのまま映る
最近のSNSや動画は、強い言葉や分かりやすい結果ばかり流れてくる日も多い。
その中で、東出さんの動画には、狩猟で何も獲れない回や、畑作業だけで終わる日、火起こしに時間がかかる場面も、そのまま映っていた。
何か特別なことが起きなくても、生活はそのまま続いていく。
それを見ていると、「ちゃんとしていない時間」があっても別にいいのかもしれない、と思えた。

情報より「空気」を流したい日に
もちろん、地方で暮らしたいとか、農業をしたいとか、そういう話ではない。
ただ、寝る前や朝起きた直後、何となく疲れている日に流していると、少しだけ頭の中の速度が落ち着く感じがあった。
何かを学ぶためというより、「情報量が多すぎない時間」の中にいたい日に「ちょうど良い」動画であり、
頑張りすぎて疲れている人に見てほしい動画でもあった。
