コロナ禍で在宅勤務が増えた頃から、自炊をする機会が増えた。
最初はレシピサイトを見ながら作っていたが、思ったより続かなかった。使い切れない調味料が増えたり、材料を揃えるだけで億劫になったりする。
そんなときによく見るようになったのが、料理研究家リュウジさんのレシピだった。
一人暮らしの自炊は意外と続かない
一人暮らしを始めると、「自炊して節約しよう」と思う人は多いと思う。
ただ実際は、仕事終わりで疲れていたり、買い物に行く気が起きなかったり、洗い物が面倒だったりする日も少なくない。
自分もそうだった。
そういう日が続くと、結局コンビニやデリバリーに頼って出費が増える、という流れになりやすい。
「自炊を頑張ろう」という気持ちが、いつの間にか「どうせ続かない」という感覚に変わっていく。
リュウジのレシピが一人暮らしに合っている理由
買った調味料を使い回しやすい
リュウジのレシピで助かったのは、一度買った調味料を別のレシピでも使えることが多い点だった。
レシピサイトでよくある「このレシピのためだけに買う調味料」が少ない印象がある。
一人暮らしだと、瓶ひとつ買っても余らせてしまうことがよくある。
この違いは、続けて作るうえで意外と大きい。
味が失敗しにくい
良くも悪くも、味がしっかりしているレシピが多い。
白米が進むし、お酒にも合う。
料理に慣れていないときでも「頑張って作ったのに微妙だった」となりにくいのは、地味にありがたかった。
工程がシンプル
切って、混ぜて、焼いたら終わり、というレシピが多い。
仕事が終わった後でも、ひとまず作り始めることができる。
手順が多いレシピは、疲れているときに見るだけで気が重くなる。
その点でリュウジのレシピはハードルが低い。
実際によく作ったレシピ
至高の唐揚げ
定番だが、外がカリッとして満足感が高い。
材料も揃えやすく、失敗が少なかった。
唐揚げは下味の加減で仕上がりが変わりやすいが、リュウジのレシピは手順が明確なので迷いにくい。
至高のジャーマンポテト
おつまみにも普段の食事にも使いやすく、材料がシンプルなのも助かった。
じゃがいもとウインナーがあればだいたい作れるので、買い物のハードルが低い。
胡椒を多めにかけるとお酒がとても進む。おつまみがこれだけで成り立ってしまう。
至高のハンバーグ
個人的にかなり当たりだったレシピ。
ハンバーグは家で作ると面倒なイメージがあったが、思ったより手順がわかりやすく、仕上がりもよかった。
肉汁をかなり閉じ込めることができて、今でも印象に残っている一品であり、自分で作ったもので一番おいしくできた。
パスタ系
「今日何にしよう」と迷ったときに、パスタ系のレシピをよく参考にした。
一人暮らしだと乾麺を常備しやすいし、失敗も少ない。
ソースのバリエーションがあるので、飽きにくいのも続けやすい理由のひとつだった。
デメリットも正直に書いておく
リュウジのレシピは、健康食とは少し方向性が違う。
味が濃いものや、バターや油を多めに使うものも多い。
ダイエット中の人や、減塩・カロリー管理を優先したい人は、レシピを選ぶ必要があると思う。
おいしさを優先しているからこそ続けやすいのは確かだが、それをそのままメインの食事にするかどうかは、自分の状況に合わせて判断したほうがいい。
今でも困ったときに見る
以前ほど頻繁ではないが、「今日何作ろう」と迷ったときは今でも見ることがある。
それだけ、「とりあえず作れる」「失敗しにくい」レシピが揃っている。
自炊を頑張るというより、自炊を諦めないために助けられた存在だった。
仕事終わりに料理をする気力が残っていない日でも、とりあえず一品作ろうと思わせてくれる。
それが今でもリュウジのレシピを見る理由だ。
